実際に作り方を教えてもらうと、テープが硬く、扱うにはかなり指の力が必要。編み方も単純ではなく、一度で覚えられませんでした。「慣れれば簡単ですよ」と手早い吉田さん。暇さえあれば、コツコツと編んでいます。 入所している隣近所の各部屋の入り口には、吉田さんが贈った花の飾りがつるしてあります。秋には町の文化祭にも出品しました。「作り方を教えてあげた人が、よそにプレゼントして喜ばれたって。広まっていくのもうれしいですね」とほほ笑みます。同施設に入所して9年。入所者で最高齢です。吉田さんは「喜んでもらうのが励み。元気で手芸を続けていきたいです」と話していました。
|