市川大門の権守優佑君(15歳)は、今年2月の第63回三珠文殊県下書道展(市川三郷町教育委員会主催)で、最高賞の文殊大賞に輝きました。同展では妹の遥さん(12歳)が市川三郷町長賞、七映(ななは)ちゃん(7歳)も市川三郷町教育協議会長賞と、兄妹3人がそろって特別賞を受賞。「3人とも受賞できて本当にうれしい」と喜びを語りました。 同展は毎年、同町上野にある表門神社の「一之酉祭典」の際に開かれる書道展。今回は町内外から約1300点の応募がありました。優佑君の作品は「白雪連峰」。流れるような行書体で力強く書かれています。中学では野球部だったため書道塾に通う時間が少なく、夕食後に練習を重ねました。 遥さんの作品は楷(かい)書で書いた「春待つ里」。どの文字もしっかりと、バランスよくまとまっています。書道を始めて2年半の七映ちゃんは、「もり」の2文字をのびのびと書きました。 普段から3人は大の仲良し。書道が大好きなところも共通で、家には3人が書道の大会で入賞した作品の額や賞状、トロフィーがずらり並んでいます。4月、優佑君は甲府商業高校、遥さんも市川中に進学。七映ちゃんは市川小2年生になりました。英語やそろばん塾にも通うなど多才な3人ですが、「書道はこれからも頑張りたい」と決意を新たにしていました。
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