市川三郷町・上野小6年生の小野佑太君は、山梨県サッカー協会が主催するトレーニングセンター制度(トレセン)の峡中地区選抜選手として3年間活動してきました。市川三郷の少年サッカークラブ・FCテクニカルスポーツに3年生から所属。上田憲男監督からも実力を認められ、4年生でトレセンに推薦されました。「ゴールを決めた時と、ドリブルで相手を抜いたときが最高」という小野君。月2回のトレセンと、週2日のクラブの練習に打ち込んでいます。 トレセンは将来有望な選手を集めて育成する制度。峡中トレセンには各クラブから4−6年生の選手が集まります。初めは100人以上いましたが、選考を重ね最後は44人に。「6年生まで残るのは実力がなければできないこと」(上田監督)。普段ははにかみ屋な小野君ですが、クラブでは左利きのエース。「FWとしてのひらめきがあり、試合中はピッチの監督的存在」と上田監督。 小野君はクラブの練習を休まず、けがの時も見学参加。家では録画したJリーグなどの試合を見たり、TVゲームで試合をシミュレーションしたりと、サッカー一筋です。同じくトレセンに参加している後輩の佐野陽哉君(市川南小5年)は、「みんなのまとめ役で、頼りになる存在」と話しています。小野君は後輩たちに「ぼくたちより、いい結果を残せるように頑張ってほしい」とエールを送っています。
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