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創立28年目の強豪粘り強さが持ち味
2011年4月7日
▲山梨市川リトルシニアの選手たち

 市川三郷町民グラウンドに、元気なかけ声が響きます。中学硬式野球の山梨市川リトルシニアは、創立28年目を迎えました。今年は、速球の本格派エース中心のチームで、活躍が期待されています。コーチ時代から16年指導に携わってきた一ノ瀬弘樹監督(40歳)は「実力のあるチーム。これまで以上の成績を目指したい」と意気込んでいます。
山梨市川シニアは、県内に7チームあるリトルシニアの中でも2番目に伝統があり、1988年には全国4強の成績を残しています。90年代に甲子園で活躍した市川高校野球部のメンバーの多くは、ここを巣立った選手たちでした。出身者の中には、現在プロ野球・独立リーグで活躍する志藤恭太選手(群馬ダイヤモンドペガサス)らもいます。
 現在のチームは市川三郷町のほか、増穂、南アルプス、昭和などから集まった選手たち。「負けそうな試合でも、逆転して勝てる粘り強さ」(一ノ瀬監督)が持ち味です。「直球は130`近く出る」と監督も太鼓判を押す3年生のエース河西晨帆(ときほ)君。「失点を抑え、自分たちの流れで試合をしていきたい」と話していました。
「守りからムードをつくって攻撃につなげるのがうちのパターン」と高村走(かける)主将。6月に控えるトーマスカップでは、「まずは支部を勝ち抜き、関東大会に出場し、さらに全国大会を目指したい」と、先輩たちから引き継いだ目標を掲げていました。


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