木の台に粘土で肉付けし、ちりめんで縫った顔や着物を一つずつ縫い付けていきます。「押し入れに眠っている七五三や成人式の着物も、『つきうさぎ』に生まれ変われば、かけがえのない宝物になります」とメンバーたち。当初は自分の孫や知人へのプレゼント用でしたが、注文が増え、工房を立ち上げました。10月には知人のカーショップや温泉ホテルで展示販売、数多くの注文を受けたほど。一針一針手作業のため、順番待ちです。 「つき」には、「月」と「運がつく」をかけています。「嫁ぐ娘への贈り物に」「形見の着物を身近に」―。心を込めて、世界に1つのウサギを送り出しています。
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