「別れに星影のワルツをうたおう〜」。 大正琴のせつない音色に、会場の女性たちの歌声が重なります。大正琴さつき会のメンバー7人は、このほど平塩自治公民館で懐かしのメロディーを演奏しました。平塩ニコニコ倶楽部(くらぶ)の招待を受けた演奏会です。 さつき会のメンバーは、倶楽部に集まった20人を前に、「ふるさと」や「星影のワルツ」「武田節」など全部で13曲を披露しました。昭和の流行歌が中心。弾く側も、聴く側も青春時代を思い出しながら、懐かしい歌を堪能しました。事前にリクエストのあった同倶楽部のテーマ曲「里の秋」も演奏しました。 さつき会は、一瀬たま江さん(83歳)が代表兼講師を務め、10年ほど前から月に2回、中地区公民館で練習をしています。レパートリーは60曲ほど。普段はデイサービスへの慰問などをしています。一瀬さんは「みなさんが一緒に口ずさんでくれ、練習してきた甲斐がありました」と笑顔でした。 平塩ニコニコ倶楽部(遠藤カヨ子会長)は月1回、地域の女性たちが集まり、健康作りや学習会、語らいの場を持っています。「いい曲ばっかり演奏してもらって、本当に楽しかった」と参加者たち。歌とともに思い出に浸ったひとときでした。
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