市川大門の河崎博さん(62歳)は、昨年11月、東京で開かれたスポーツ吹き矢の日本吹き矢連盟全国大会に出場し、全国9位の成績を収めました。整体院を営み、介護予防の運動にも熱心に取り組んでいる河崎さん。「腹式呼吸を使った、健康的なスポーツ。多くの人に体験してもらいたい」と、市川三郷町内での普及を目指して活動しています。 スポーツ吹き矢は、子どもからお年寄りまでだれでも楽しめるスポーツ。1b20aの筒に、ビニールフィルム製の細い円すいの先に金属が付いた矢を入れ、5〜10bほど先の的を目がけて吹きます。矢の刺さった位置で点数が決まります。「礼に始まり、礼に終わる」動きは、日本の弓道に似ています。 「肺の動きが活発になり、ぜんそくにも内臓にもいい。ストレス解消、ダイエット、集中力を高めるなど、効果は数えきれません」。河崎さんは4年前、整体院の患者さんに誘われて吹き矢を始めました。現在は中央市のチームで練習しています。指導員の資格取得をきっかけに、地域での普及を目指すようになりました。来年度、町に設立される総合型地域スポーツクラブの種目にも加わる予定です。両親をみとった経験から、お年寄りの健康づくりにも熱心です。「地域への恩返しの気持ち。ぜひ一度体験してほしい」
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