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子どもたちの安全見守る
2011年5月25日
▲小学生の下校を見守る防犯パトロールのメンバー
 ランドセルを背負った小学生が帰って行きます。「おかえり」「今日は学校どうだった」。口々に声をかける黄色いベストを着た人たち。八幡新田1区の防犯パトロールのメンバーは、毎週2日間、竜王西小学校の下校時刻に合わせて通学路に立ち、子どもたちの安全を見守っています。
 メンバーは60代〜80代の男女11人。5年前から有志が活動しています。アルプス通りから同地区へ曲がる角や、信号機のある交差点に立って、「事故などがないように」と気遣います。最年長の三井文雄さん(80歳)は「子どもたちのことが気になってね」と、週2日のパトロールをほとんど休みません。
 始めたばかりの頃は、恥ずかしそうに何も言わずに行ってしまった子どもたちも、今では「ただいま」「こんにちは」「今日はこんなことがあったよ」と言葉を返してくれるようになりました。野口英夫さん(64歳)は「今では他の場所で会っても、あいさつやタッチをしてくれる。子どもたちを通じて、親御さんとも親しくなれました」と、活動を通じた地域のつながりも感じています。
 「自分の子どもや孫たちがお世話になってきた学校。地域のために少しでも恩返しになれば」と伊藤正博代表(69歳)。子どもは地域の宝物。子どもたちを見守る温かい眼差しからは、そんな気持ちが伝わってきました。

2011年(以前の記事はこちら
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