「おはようございます」。話す息も白く凍るように冷えた朝8時、万才の諏訪神社境内に人が続々と集まってきます。同地区老人クラブ「万栄会」のグラウンドゴルフ部のメンバーです。毎月「0」のつく10、20、30日に、諏訪神社の境内と隣接する公園を清掃した後、その場所を使ってグラウンドゴルフを楽しんでいます。 同部は3年前に発足、82歳を最年長に会員は現在18人います。この日は6人ずつ3チームに分かれ、8ホールを順番に2回りしました。場所が狭いため距離は短めで、木の根が張って地面もでこぼこしています。それでもメンバーは「変化に富んでいて面白い」と言います。「グラウンドゴルフは、だれでも楽しめるところがいいんですよ」と同部の伊藤弘次部長。中には甲斐市の大会で上位に入る実力者もいます。 休憩時間には当番の女性が持ち寄ったお茶でのどを潤しながら、その日の成績で盛り上がります。「10日に1度の練習が待ち遠しい」と女性たち。万栄会の藤川恒幸会長は「こうして仲間と語らう場があるのが元気の秘訣(ひけつ)。お年寄りが率先して社会奉仕をしながら、グラウンドゴルフで健康作りをする。次の世代にもつなげてほしいですね」と話していました。
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