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子どもたちに日本舞踊を伝承
2011年4月14日
▲平井洋子さん(後列左から2人目)と子供教室の少女ら
 「てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれ」。童謡に合わせて、浴衣姿の幼い少女たちが袖を振ります。「そこで袖を持ってね」。指導しているのは平井洋子さん(西八幡、67歳)。伝統芸能である日本舞踊を次の世代にも伝えたいと、昨年夏からボランティアで子供教室を開いています。踊っているのは、近くに住む4歳から6歳までの7人の女の子。月2回、新田2区の公会堂で練習しています。
まずはあいさつから。正座になり、手をついて、全員で「お願いします」。首や足の基本の動きをした後は、曲に合わせた踊り。今は、夏の発表会に向けて特訓中。「顔はこちらに向けて」。指導にも熱が入ります。

 平井さんは、花ノ本流の師範名取。「子どもたちに少しでも日本舞踊に触れてほしい」と教室を始め、門下生も指導に協力しています。初めから参加している西八幡の前田つむぎちゃん(4歳)は、少々の風邪では休みません。「本人も毎回楽しみに来ています」と、母親のまきみさん。みんな指先まで集中して真剣に練習していました。
平井さんは「踊りの他にも、礼儀やお友達との関わり方なども自然に身につきます。成長が楽しみですね」と、小さな大和なでしこ≠スちをほほ笑ましく見つめていました。


2011年(以前の記事はこちら
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