玉川西のボランティアグループすみれ会のメンバーらは、3年前から、同地区にある特別養護老人ホーム「ゆめみどり」に、趣味で撮影した風景写真などを展示。施設を訪れる利用者や家族の目を楽しませています。 現在、10人ほどのメンバーが交代で写真を飾っています。玄関から各部屋に通じる廊下には、雪化粧した美しい富士山、旅先で見た珍しい風景、撮影会で撮ったモデルの写真など、工夫をこらした写真が並んでいます。大きさは四ツ切りガ中心。3カ月に1度、作品の交換も自分たちでしています。 この日、施設を訪れたメンバーの渡辺忠男さん(73歳)、加賀美修一さん(71歳)、高尾貞三さん(72歳)は、「作品選びは悩みますね」「次にどんな写真を飾ろうか、毎回張り合いです」と話していました。 写真に感動して、「ぜひ焼き増してほしい」という利用者の家族もいました。利用者の家族と写真をきっかけに話すことも増えたといいます。同施設の臼井友基事務次長は「殺風景になりがちな施設に、写真があるとほっとします。本当にありがたい。地域住民の方と施設の利用者の交流ができたら」と願っていました。
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