建築は危険をともなう仕事なだけに、神仏への祈りは大切にしています。「もちつきの音に驚いて、鬼が逃げるそうですよ」と羽生さん。6臼のもちがつき上がり、全員でお茶の時間。つきたてのもちを食べながら、作業のこと、一年間の思い出話などに花が咲きます。人の輪をつなぐ行事としても大事にしているそうです。「2011年も良い年になりますように」。家路につく仲間たちは、言葉をかけ合っていました。