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人気者の長寿インコ「ジロー君」
2011年1月6日
▲大桐美代造さんとインコのジロー君
 玉川の大桐美代造さん(73歳)の家にはオスのインコ、ジロー君がいます。ホンキボウシという南米産の大型インコで、体長33aほど。全体は美しい黄緑色の羽で、翼を広げると羽先に赤や紺色が鮮やかに見えます。同種のインコの寿命は30年と言われていますが、ジロー君は35年を超える長寿。大桐さん夫妻に家族としてかわいがられています。
 大桐さんの長女が小学校入学のころ、ペットショップでジロー君に出会いました。暖かい地域の鳥なので、盆地の冬に慣れるまでが大変でした。「家の中でストーブの上に鳥カゴをつるしても、鼻水を垂らしてましたよ」。今では寒さにも慣れ、一年中、外のガレージにある鳥カゴが定位置です。

 普段はヒマワリの種が主食ですが、ラーメンやビスケットなどのお菓子も大好物。片足で器用につかんで行儀よく食べます。道路が見える止まり木や、つるしたバケツの中が遊び場所。通学の子どもたちが通るとうれしそうに鳴いて、近所でも人気者です。
 若い時は口笛やものまねも上手でした。留守番が寂しくて、家族が出かけようとすると「デンワ〜」と叫んで、慌てさせたことも思い出です。一緒に成長した2人の子も、家庭を持ちました。「このまま元気に長生きしてほしいね」。大桐さんはジロー君を3人目の子どものように見守っています。


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