「子どもたちの成長が何よりも喜び」。西八幡の浅川里美さん(69歳)は自宅で預かり保育に取り組んでいます。巣立った子どもは100人以上に上ります。 浅川さんは、子育てがひと段落した時期の2001年に国の保育サポーター養成講座を受講し、活動を始めました。現在は夫の忠さん(69歳)とともに市のファミリー・サポート・センター事業にも登録。主に園児から小学校高学年までの子どもを、共働き世帯やひとり親家庭の保護者に代わって送迎したり、夕食や勉強、遊びの相手をしたりしています。 子ども好きな浅川さんは「(活動は)生きがい。今は夫婦2人暮らしなので、子どもたちのおかげで会話も弾みます」とほほえみます。保護者の子育ての悩みにも親身になって相談に乗る浅川さん。そんな夫妻のもとには、巣立っていった子どもたちから節目ごとに手紙や写真が届きます。「大学に合格しました!なんて手紙が来ると本当にうれしくて、さらに励みになります。今後も体が頑張れるだけ頑張りたいです」と目を細めました。
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