市川大門の岸本和寿さん(59歳)宅には、玄関から居室にかけて巨大な鉄道ジオラマが設置され、来客の目を楽しませています。 玄関のジオラマは幅1.8メートル、奥行き70センチ。居室のジオラマは幅2.4メートル、奥行き1.2メートルで、双方がトンネルでつながっています。それぞれ田舎と都会の風景を再現したもので、岸本さんが約2年前からこつこつと手作りしてきました。 建物の中に照明を付けたり、樹脂で海の透明感を出したり、山肌がザラザラした感じを石膏で表現したりとリアリティーを追求。岸本さんは「イメージが形になっていくところが楽しい」と笑顔を見せます。 中学生のころに一時期、鉄道模型を楽しみ、再び楽しむようになったのは4年ほど前から。インターネットで見た鉄道模型の動画に刺激されました。岸本さんは「定年後の楽しみが増えた。ジオラマを他の人にも見てもらいたい。娘がSNSに写真をアップしてくれたので、今度は自分でネットに上げてみたい」と新たな計画に意欲的です。
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