市川大門の鈴木俊子さん(80歳、写真)は、昨年の「いきいき山梨ねんりんピック2017」県シルバー作品展の書の部で、最高賞に次ぐ金賞を受賞しました。 受賞したのは、長さ1メートル35センチの掛け軸作品。百人一首から選んだ64首を流れるような美しい書体でしたためました。同展への出品は初めて。事前に鉛筆で繰り返し練習し、清書は1回で仕上げました。鈴木さんは「80歳の記念として出品した。いくつになっても賞をもらえるのはうれしい」と受賞を喜びました。 子どものころから書道が好きで、高校時代も書道の授業を選択しましたが、本格的に始めたのは36、37歳のころ。書道家に師事し、自宅でも仕事と家事が終わった深夜に寝る間を惜しんで練習しました。これまでに、日本最大規模の公募展「毎日書道展」のかな部U類で3回入選した実力を持ちます。 鈴木さんは「好きなことを突き詰めるタイプ。年齢的に無理はできないが、今後も良い作品を残したい」と話しました。
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