山梨県甲斐市、市川三郷町の新聞店　株式会社新聞センター

笛吹川の河川敷活用　野菜づくりに汗流す

2012年1月7日

▲笛吹川の河川敷で野菜を作る組合のメンバー

　三郡橋から笛吹川下流を眺めると、河川敷に区画された畑が見えます。大根や白菜、ホウレン草などの冬野菜が青々と育ち、朝日に照らされて輝いています。
　ここは、市川三郷町の住民有志で作る「笛吹川右岸開墾地耕作者組合」が管理している畑です。広さは約２００㌃。現在は４５軒ほどの会員が、それぞれ耕せる分だけ借りています。「この地は大正田と呼ばれて、信玄の時代から耕作地として使われていたんですよ」と、初代組合長の一之瀬文照さん（７５歳）が教えてくれました。代々引き継がれてきましたが、平成11年に組合を立ち上げ、区画も整備して管理することになりました。
　四季折々に変化する川岸の景色や鳥たちの様子を見ながら、農作業に汗を流す。畑で知り合った仲間と、野菜づくりのコツを話したり、採れたて野菜を交換したりと、交流も生まれます。「毎日畑が気になって来るんです。太陽の下で気持ちの良い時間を過ごせる最高の場所」と一之瀬さん。河川敷のため、数年に１度、増水で土砂が流れ込むこともあります。「それがいい肥やしになる」と会員の伊藤武雄さん（７５歳）。「網目メロン以外は何でも作れる」そうです。
会員が高齢で、耕せなくなると畑が荒れてしまうのが悩み。広さに応じた使用料と年会費がかかります。現在は空いている数区画の利用者を探しているそうです。連絡先は０９０・５１７８・０５３４（伊藤さん）。

2012年（以前の記事はこちら）
12月18日	独学でアクリル画習得
12月8日	ベビーマッサージで楽しく
11月28日	平塩地区に残る石碑群　富士講の歴史を伝える
11月15日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
11月12日	緑のカーテンコンテスト入賞作品を紹介
11月9日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
11月6日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
11月3日	緑のカーテンコンテスト入賞作品を紹介
10月31日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
10月28日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
10月25日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
10月22日	緑のカーテンコンテスト　入賞作品を紹介
10月16日	珠算に励む中学生兄弟　最高位の１０段を目指す
10月6日	共通の趣味の狩猟楽しむ　高田の佐野さん夫婦
9月26日	切り絵の世界に魅了　　市川大門の畑川幸一さん　退職後に始め１７年
9月13日	手製のニット製品　知人や友人に贈る
9月1日	木製ドラムを手作り
8月22日	世界遺産めざす富士山学ぶ
8月20日	集めたVＦグッズ展示　市川大門の上田憲男さん
8月9日	ＪＡ西八代すずらんの会　高齢者向け集いが好評　特産品提供や歌で交流
7月25日	〝保護者〟合唱団が２５周年　コーラスクラブたんぽぽ
7月18日	涼呼ぶ緑のカーテンコンテスト作品募集　新聞センター市川店
7月4日	昔ながらの上棟式披露　市川大門の「カワグチ企画」地域住民が楽しむ
6月18日	長寿の秘けつは無尽休まず３０年目迎える　「むつみ会」の女性６人
6月7日	設立1年で人気定着　市川三郷スポーツクラブ
5月28日	旧公民館を活動拠点に　ＮＰＯ「みんなの広場・市川三郷」　子育てや高齢者支援
5月19日	趣味の水墨画と短歌米寿を祝い本を出版　黒沢の酒井さん夫婦
5月7日	七軒町マーケットにぎわう　市川大門の特設会場で開催　地域活性化めざす
4月25日	父の“形見”の民話集を保管
4月9日	空手に励む小学生兄弟ともに全国大会に出場
3月30日	タイガース一筋５０年　市川大門の近藤泉さん
3月27日	「交剣知愛」の精神学ぶ
3月17日	八之尻トンネルを見学　最新の掘削技術に驚き
3月6日	卒園記念に手形制作
2月24日	３世帯で演奏楽しむ
2月18日	力強い刻字作品が誇り
2月6日	革工芸を続けて２０年　自慢の作品の展示も　　　　　　　　　　　　町内の女性グループ
1月25日	少数精鋭で練習に励む　市川野球スポーツ少年団
1月19日	新聞紙でエコバック作り
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