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来春閉校の母校に感謝   富竹新田の渡辺さん
2021年4月20日
▲母校・峡南高への思いを語る渡辺真澄さん
 青洲高への統合に伴い、来春閉校する峡南高。閉校まで1年となり、卒業生からは母校への感謝の思いや惜しむ声が上がっています。甲斐市富竹新田の渡辺真澄さん(79歳)もその1人。当時の思い出を聞きました。
 旧下部町出身の渡辺さんは戦争で父を亡くし、奨学金制度を利用して昭和32年に峡南高の農村家庭科に入学。食品や被服について学びました。印象に残っている授業の1つが、調理実習でのクリスマスケーキ作り。「クリスマスを祝う習慣もなかった時代に、本格的な洋菓子の製作に驚きました」。夏休みには本栖湖で米国のガールスカウトとの交歓会に参加し、国際交流にも触れました。「駐留軍の家族や子どもたちとの交歓会です。英語でのスピーチやキャンプなど、貴重な経験をさせてもらいました」。峡南高創立70周年の際には同校から記念誌への寄稿を依頼され、学年代表としてこれらの出来事を書き記しました。
 「素晴らしい思い出ばかり。来春の閉校は寂しいですが、峡南高で成長させてもらったことに大変感謝しています」と話しました。

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