市自治会連合会長を長年務めた西八幡の天野七郎さん(81歳)は、登山と詩を愛して56年。最近までトレッキング教室の講師として、初心者の登山指導にも尽力しました。 学生時代から、登山を楽しむとともに、山についての詩を創作してきた天野さん。妻・順子さん(77歳)や二人の息子たち、親類らを連れて、県内だけでなく全国各地の山に登りました。山への思いや自然の美しさなどを詠んだ詩は雑誌「山と渓谷」などに長年寄稿しています。 竜王南部公民館が以前開いていたトレッキング教室では8年間講師を務め、実際にコースを案内しながら、基本的な装備や登山の心構え、自然の楽しみ方などについて指南。後日、参加者一人一人に当日撮影した写真に自作の詩を添えて贈るなど、心のこもった指導が喜ばれました。 「ただ登って帰るだけではつまらない。良い思い出をしっかりと胸に刻むことが、また次も登りたいという意欲につながる」と熱く語る天野さんです。
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