篠原のかおり幼稚園では昨年から、セキレイとみられる野鳥が園舎に巣を作るようになり、話題となっています。今年も新たに作られた巣で野鳥が子育てをする様子がみられました。 初めて巣が確認されたのは昨年6月上旬。1階のテラスに置かれている高さ80センチほどの木製棚周辺にできているのが見つかり、中旬に4-5羽のひながかえりました。テラスは園児の往来が激しく、親鳥は警戒するそぶりを見せながらも子育てを続け、6月21日ごろに無事にひなが巣立ちました。 今年は5月中旬に木製棚の裏側に巣が作られ、6月には親鳥がせっせとひなにえさを運ぶ姿がみられました。園児らは、かわいいひなに興味津々の様子でしたが、親鳥を驚かせないよう、少し離れた場所から見守っていました。 「園の敷地内なので猫などの外敵に襲われることがなく、あえてこの場所に巣を作るかもしれない」と鮎川庄司理事長(73歳)。「来年以降も巣作りを見守り、園児が命の尊さを学ぶ機会にしたい」と話しました。
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