雨の日の朝、新聞受けには濡れないようにビニール袋でラップされた新聞が届きます。みなさんは、そのビニール袋、どうしていますか? 市川大門の一瀬吉雄さん(82歳)は、野菜作りに再利用しています。「捨てればごみ。もったいないじゃんね。時間があるから、いつも、何かできないかと考えているさ」と一瀬さん。利用法を教えてもらいました。 まず、開け口は丁寧にはさみで切ります。切り落とした細長いひも状の切れ端は、取っておきます。何本もたまったら、しばってつなげると、ビニールひもになります。ひもは、支柱に野菜の茎をしばるときに使います。 新聞が入っていた袋の方は、さまざまに使えます。例えば野菜の苗を土に植えた時、上にかぶせて、虫から守る役目をします。蒸気が逃げるように切り込みを入れたり、ビニールが雨でもつぶれないように、竹を十文字に組み合わせてトンネルを作ってからかぶせるなど、細かな工夫も満載です。 自宅の横にある畑には、ニンジンやタマネギ、インゲン、ナス、トマトなど、季節の野菜が植えられ、収穫を待っています。一瀬さんは「嫁いだ2人の娘が帰って来るたび、野菜をあげるのが楽しみだよ」と笑顔で話していました。 新聞ラップの利用法、ひと工夫してみてはいかがでしょうか。
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