2019年9月17日
五合目で後期クリーン作戦実施 ごみ60`を回収

 富士山をきれいにする会は9月13日、富士山五合目周辺で「富士山環境美化後期クリーン作戦」を実施しました。各種団体や企業、地元市町村から29団体約280人が参加し、可燃物40`、不燃物20`、合計60`のごみを回収しました。
 清掃作業に先立ち、富士吉田・富士パインズパークで出発式を行いました。野口英一理事長は「夏山シーズン終了後のクリーン作戦は、富士山の大掃除の意味を持つ。きれいな富士山を後世に残すため、来年以降も協力してほしい」とあいさつ。また、地元市町村を代表して、渡辺喜久男富士河口湖町長が「あいにくの空模様だが、気を付けて作業してほしい」と激励の言葉を送りました。
 
 参加者は五合目に移動し、駐車場やロータリー、登山道に捨てられたペットボトルや空き缶などのごみを拾いました。出発式会場は小雨でしたが、五合目は時折晴れ間ものぞき、参加者は眼下に広がる雲海を見ながら作業しました。50年近くクリーン作戦に参加しているという男性は「昔に比べればごみは大幅に減ったが、登山道脇の斜面などにはまだごみがある。活動は継続しなければならない」と話していました。
 また、観光客への啓発活動として、当会オリジナルポケットティシュを配りました。