陶芸を中心に創作活動に取り組む玉川の寺田裕子さんは、今年5月に県立美術館県民ギャラリーで開かれたグループ展に出品。陶芸で異世界の巨人=写真=などを表現しました。 「NOWHERE 2022」(5月10〜15日)は、県内にゆかりのある現代アートの作家らが参加する展示会。今年は16人が参加し、絵画や立体、陶芸などを出品しました。 寺田さんは、フランスの作家ラブレーの「パンタグリュエル物語」に登場する巨人などを題材に約20点を出品。異世界に住む「人間でも妖怪でもない、変わった人たち」(寺田さん)を、ユニークな解釈で表現しました。 「会場で作品を観た人たちが『うわー、何これ!』と驚いてくれたので、『よし!』と手応えを感じました」と寺田さん。「この物語の魅力は、物事の本質は見えないところにあるという点。引き続き、創作の題材にしていきたい」と話しています。
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