市川大門の一瀬保二さん(72歳)=写真=方にはベニバナトチノキの木があります。40年ほど前に植えたもので、今では約10メートルもの高さに成長。暑い時期は庭に涼しげな木陰をつくり、家族に癒やしのひとときを与えてくれます。 ベニバナトチノキはマロニエの仲間で街路樹としても人気のある高木。約40年前、自宅を新築したのを機に苗木を購入し、庭の西側に植えました。当初は高さ1メートルほどだった苗木はぐんぐん成長し、毎年5月にはピンク色のかわいい花を咲かせ、秋にはクリの実に似た焦げ茶色の実を付けます。高台にある一瀬さん宅の庭は風通しも良く、夏は家族や友人とバーベキューや花火観賞を楽しみ、バンド仲間と演奏会を開いたこともあるそうです。 「日陰になればいいかなと思って植えた木だが、ここまで大きく育ってくれるとは」と一瀬さん。「40年ともなると、人生を一緒に歩んでいるよう。家族を見守ってくれる大切な木です」と感慨深そうに話しました。
|