イベント詳細情報
文化・芸術
概要
江戸・大坂への年貢米輸送を主な目的として、慶長年間に角倉了以によって開削された富士川水運(舟運)は、江戸時代と通じて、甲斐・信濃の人々の生活を支える物流の大動脈となりました。明治維新によりその役割を大きく変えたものの、明治20年代には最盛期を迎え、昭和3(1928)年に身延線が全線開通するまで、多様かつ大量の物資をもたらしました。
水運の拠点となった鰍沢・青柳・黒沢の三河岸には多くの人が集まり、様々な文化が交流しました。
また物流構造や住民階層の変化により、新しい河岸を立ち上げようとする人々と、それを阻止しようとする人々の激しい争いなどもありました。
本展は、1600年代初頭から1900年代前半に至る、およそ300年間の富士川水運をめぐるさまざまな動向について、令和2年度から4年度までの共同研究の成果も踏まえて紹介します。
【富士川下り疑似体験コーナー!】
現在の冬の富士川を舟下りしているような体験ができる3面シアターは必見です!
名所や史跡を紹介します。
- 日程:
- 3月16日~5月6日
- 場所:
- 山梨県立博物館
詳細
日時 | 3月16日(土)~5月6日(月) 9:00~17:00(入館は16:30まで) 休館日は毎週火曜日、4月30日は開館 |
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場所 | 山梨県立博物館 (山梨県笛吹市御坂町成田1501-1 電話055-261-2631) |
観覧料 | 一般500円、大学生250円 高校生以下、山梨県内在住の65歳以上の方、障がい者(およびその介助をされる方)は無料 |
内容 | 【富士川水運の300年を紹介】 ・なぜ水運だったのか―江戸時代甲斐国の物流構造- ・角倉了以の富士川開削 ・年貢米輸送と商い荷物 ・三河岸の繁栄-鰍沢・黒沢・青柳ー ・水運のシステム ・時代の推移と富士川水運 ・富士川水運の遺したもの など
【富士川下り疑似体験映像】 ・3面映像で、現在の冬の富士川を下る疑似体験コーナーを設置。名所や史跡を紹介します。
【物販コーナー】 ・保存版の企画展展示図録を販売 ・富士川にゆかりのあるお菓子を特別販売 ※数量限定 (富士川舟運の鰍澤塩を使った「塩饅頭」、バターカステラ「富士川」(バター・塩バター)、「塩飴」いずれも竹林堂) ・オリジナルクリアファイル販売
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主催、協力、協賛 | 主催:山梨県立博物館、山梨日日新聞社、山梨放送 協力:日本通運株式会社、山梨交通株式会社 協賛:日本ネットワークサービス |