西八幡の水野昭さん(69歳、写真)は手作りが趣味で、さまざまな作品を手掛けています。落花生の殻で作ったミニチュアの靴もその一つ。きちんと靴底まである、手の込んだ作品です。 靴の大きさは約5センチ。カラフルなペンキで全体が色付けされ、細いヘアゴムを“靴ひも”としてかわいらしく結んでいます。靴の裏にコルク材を貼り、削って形を整えた靴底や、別の布で作った“中敷き”を内側に貼った点にもこだわりが感じられます。 ミニチュア靴の製作は7-8年前から。テレビで存在を知り、自分なりの作り方で楽しんでいます。「落花生の殻は強い力を加えると割れてしまうことがあるので注意が必要。特に細かい部分の作業は刃先の細いはさみを使い分けるなど工夫している」と話す水野さんの表情は実に生き生きとしています。 今年春には近くの信用金庫のロビーでミニチュア靴や、色紙を何枚も組み合わせて作った傘、木製スタンドなどの作品を初めて展示し、好評を集めました。
|