市川大門の帯刀綾子さんは、空き缶のプルトップを約20年かけて集め、その収益で車いす2台を購入。町社会福祉協議会に寄贈しました。 シングルマザーとして働きながら子ども2人を育てた帯刀さんは、子育てがひと段落した際に「これまで支えてもらった福祉に恩返しがしたい」と、プルトップを集めて車いすを贈ろうと考えました。家庭で出た空き缶のプルトップをこつこつと集め、活動を知った友人や職場の同僚、近隣住民の協力もあり、20年間で推定100万個を収集。換金して車いす2台を購入し、町社協に贈りました。 帯刀さんは「目的が達成できて感動しました。収集に協力してくれた人たちには本当に感謝しています」と充実した表情。6月には町社協から感謝状が贈られました。 目標達成後も、引き続き収集を続けているという帯刀さん。「体が不自由な人のために少しでも貢献したい。活動を通じて、福祉に関心を持つ人が増えたらうれしいです」と話しました。
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