現代美術家で甲府一高教諭の石田泰道さん(50歳、写真)は、上野の実家「禅昌寺」の隣に、ギャラリーを併設した自宅を構えました。空き家をリノベーションしたもので、ゆくゆくは「人々が気軽に美術に触れたり、座禅で交流したりする場にしたい」と考えています。 石田さんは現在副住職を務める同寺を将来継ぐため、隣接する空き家を数年前に購入。自らも内外装を手掛けました。住居部分は奥行きのある形で、広さ約30坪。得度している家族3人の法名から1文字ずつ取って「泰心覚」と名付け、いずれは座禅堂として開放する計画です。併設のギャラリー「大吉祥」は広さ約10坪。町の特産品である紙の原料・パルプや植物の種子などの自然素材を使用し、社会へのメッセージを込めた立体作品を展示しています。 現時点でギャラリーは一般公開していないため、鑑賞希望者は事前連絡が必要です。問い合わせは石田さん、電話090・2497・0234。
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