2017年8月5日
世界の宝を未来へつなぐ〜富士山環境美化前期クリーン作戦〜

富士山5合目の清掃活動の様子
富士山5合目の清掃活動の様子

 富士山をきれいにする会は8月5日、山梨県側の富士山5〜6合目と精進湖畔で「富士山環境美化前期クリーン作戦2017」を行いました。県内外の66団体・個人の約1600人が参加、合計約380`のごみを回収しました。
 富士吉田市の富士北麓公園で行った出発式で野口英一理事長は「登山道はだいぶきれいになったが、外れるとまだごみは少し残っている。富士山は今や世界のもの。後世に美しい状態で残す運動に協力してほしい」とあいさつしました。出発式終了後、参加者は富士山5、6合目と精進湖畔に分かれ、清掃活動をしました。
 富士山5〜6合目の登山道には大きなごみはほとんどありませんでしたが、小さなゴミは所々にあり、たばこの吸い殻やジュースの空き缶など計120`(可燃物70`、不燃物50`)を回収しました。

精進湖畔での清掃活動の様子
精進湖畔での清掃活動の様子

 精進湖畔でも多くの人がごみを拾いました。湖沿いの県道はごみが少なかったですが、湖畔は水位が下がっているため、湖底に隠れていたごみも多くあり、ペットボトルやタイヤなど計260`(可燃90`、不燃170`)を回収しました。
 10年以上参加しているという富士河口湖町の70歳の男性は「昔に比べ少なくなったが、まだまだごみはある」と話し、「富士山は地元住民にとって誇り。もっときれいになるよう地道な活動だが続けていかなければならない」と力を込めました。