市川大門の洋画家渡辺米作さん(83歳、写真)が、9月にフランス・パリで開かれた「Parisヌーヴォー・ジャポニスム芸術展」で大賞を受賞しました。 受賞作は「モンマルトルの街角」。パリのレストランの屋外席でくつろぐ人たちを明るい色調で描いた作品です。同芸術展は、パリ万博150周年を記念して開催されたもの。渡辺さんは「大きな賞で驚いた。人々の自然な表情や営みを描くことをテーマとしてきたので、作品に共感してもらえてうれしい」と受賞を喜びました。 渡辺さんは新潟県出身。洋画家の斎藤三郎さんに師事し、二科展入選、プラハ国立美術館出品など国内外で活躍してきました。元ハプスブルク芸術友好協会宮廷芸術会員。2005年から妻の出身地である市川三郷町に居を構え、活動を続けています。 渡辺さんは「年齢的にあと何年描けるか分からないが、絵は自分の人生。これまで何があっても、描くことで気をしっかり持ち続けてきたという思いがある」と胸を張りました。
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