市川大門出身で日本映画大4年の青柳拓さん(23歳、写真)が卒業制作として撮影した映画「ひいくんのあるく町」が、第8回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルのコンペティション部門で入賞しました。 同映画祭は、ドキュメンタリーの魅力と可能性を再発見することを目的としていて、コンペティション部門は全国から新しい才能を発掘し、表彰しています。 受賞作「ひいくんのあるく町」は、青柳さんの故郷・市川大門で、知的障害のある渡井秀彦さん(38歳)の暮らしに密着。渡井さんと住民との何気ないやりとりや、渡井さんが歩く街並み、祭りなどを通じて、高齢化で商店街のシャッター化が進んでいる現状や、その中でも人々の温かさや絆は変わらず残されている様子を描きました。 青柳さんは「大学で町を出てあらためてこの町の魅力に気付いた。映画を通して町を見つめ直すきっかけになれば嬉しい」と話しています。 作品は今年春ごろに地元での上映を計画しています。
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