2006年4月21日

噴火への備え 富士山防災避難マップから
<8>身延 火山灰の影響 国道、鉄道に


 身延町は、本栖湖西岸地域の一部が、溶岩流が三時間程度で到達したり、火口から噴出した石が落ちてくるなどの被害が予想される「二次ゾーン」となった。ただこのエリアに居住する住民はなく、火山灰への対応が災害対策の中心となる。また、ほかの市町村に被害が広がった場合、同町が広域避難者の受け入れ先となる可能性があり、態勢整備が求められる。
 また下部地区を中心に町面積の三分の一ほどの範囲で、火山灰が十センチ程度積もる可能性がある。火山灰が積もると予想されるエリアには、下部地区町民体育館や古関体育館などの避難施設四カ所が含まれている。積もる範囲は風向きや風速によって異なり、町内に大きな被害を及ぼす可能性は低いものの、注意が必要だ。
 火山灰が降っている最中は、視界が悪くなるほか、降雨で滑りやすくなる。このため国道300号やJR身延線など公共交通機関への影響が予想される。降灰後に噴火活動が終わっても、土石流などで農作物などへの被害が長期間にわたり発生する可能性もある。
 火山灰が厚く積もり、大雨警報が出た場合に避難が必要な「土石流避難ゾーン」は、本栖湖西岸を中心に八カ所。火山灰が十センチ以上積もった地域では、少量の雨でも土石流が発生しやすく、警戒が必要だ。
 町は「大規模な噴火が発生した場合、富士北ろくなど他市町村からの避難者を受け入れる可能性があり、マップを通じて広域的な火山防災に対する町民の意識を高めたい」としている。

《身延町版 富士山火山防災避難マップ》



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