2010年06月21日(月)

旧甲府市庁舎が”災害現場” 壁を壊し救出訓練
解体前に活用

 庁舎の建て替えに伴い、取り壊される予定の甲府市の旧市庁舎で20日、大規模地震による災害現場を想定した消防訓練が行われた。実際に建物の壁を壊すなどしながらの訓練。甲府地区消防本部や地元消防団から約100人が参加した。
 がれきの中に負傷者が埋もれている想定で、ファイバースコープや小さな音を感知できる機器など、地震災害用に装備された機材を使って救出訓練を行った。
 壁を破壊する訓練では、消防団員らが電動ドリルや「ストライカー」と呼ばれる手動の掘削機を使って、コンクリートの壁に穴を開けたほか、部屋の間仕切りを電動のこぎりで破った。
 同本部の森沢昭夫警防課長は「実際に建物を壊して行う訓練は貴重。若手や消防団員が技術を実践で学べて有意義な訓練になる」と話している。
 視察した宮島雅展甲府市長は「庁舎が壊され、いろいろな思いが交錯したが、災害への備えのために最後まで有効利用されて良かった」と話していた。
 同本部は24日まで訓練を行う。
倒壊家屋の中に負傷者がいた想定で救出訓練をする消防隊員
災害現場の建物を破壊する訓練を行う参加者=いずれも甲府市丸の内1丁目の旧市庁舎


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