2005年1月14日
災害とラジオ 新潟県中越地震の教訓から
<下>報道マニュアル再整備 正確な情報素早く発信
 | | YBSラジオのスタジオ。災害時の体制を整え、正確な情報を素早く発信する |
いざというとき役立つラジオであるためには、伝える側の体制を整えておくことも不可欠だ。YBSラジオでも、地方都市で発生した新潟県中越地震を教訓に、災害時の報道マニュアルを再整備している。
まず、災害が起こったとき、最初の段階で必要な二次被害を防ぐことに力点を置く。火災やけがを防ぐため、火の始末や、むやみに外に出ないことなど、被災者に注意を呼びかける。
次の段階で被害状況を伝える。災害が起きた時間帯によっては各地域に住む社員が自宅周辺の情報を収集。一般市民や「アマチュア無線ボランティアネットワーク」などとの協力関係も強化していく。
三段階目は安否情報。電話やファクス、メールアドレスを開放する。最終段階では救援や物資の補給などに関する情報を伝える。
「情報を聞いてもらうと同時に、ほしいと思う情報も伝えてもらいながら、“知りたいこと”に対応したい」とYBSラジオの担当者。新潟県中越地震で新潟放送が行ったラジオの緊急特番では、川口町のリスナーからの連絡で同町の被害の状況や支援要請が放送され、初めて援助物資が届けられ始めた例もある。「どんな小さな情報でも大事。流れるのは全県単位であっても、誰かが手を差し伸べて困っている人が救われたり、復旧に役立ったりするものなら必要なこと」
早さと正確さを使命に、被災者、行政、支援者など、人と人との橋渡し役を担うラジオ。最大限に活用するためにも「うちのラジオ、どこにあったっけ?」と思ったら、再点検したいものだ。
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山梨県ラジオ4局(NHK甲府、エフエム甲府、エフエム富士、YBSラジオ)共同制作特別番組「防災・今私たちに出来ること」は、16日午前10時から同時生放送される。
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