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2004年11月3日
ハザードマップに見る 富士山噴火
<4>融雪型火山泥流 高速で流下、迅速な避難を
融雪型火山泥流は火砕流が山の雪を溶かし、斜面の土砂を取り込んで時速六十キロ程度の高速で流下する現象。発生した場合、山ろく住民の生命の危険度も高い。
一九八五年の南米コロンビア・ネバドデルルイスの噴火では火山泥流がふもとのアルメロ市を一気にのみ込み、約二万五千人もの犠牲者が出た。同地域にもハザードマップは存在し、現地の火山研究機関が住民向けにマップの説明を行うなどして周知を図ったが、住民が十分に理解できず、迅速な避難行動を取れなかったことが大惨事となった主要因とされている。
富士山は十月から五月の八カ月間が冠雪期。特に二−四月は山頂付近で積雪が一−二メートル程度となるため、十分の注意が必要だ。
富士山ハザードマップ検討委員会では、火山泥流が沢や河川からあふれる可能性を指摘。仮に山頂付近で融雪型火山泥流が起き、流下速度を時速六十キロとすると、火砕流の方向によっても異なるが、鳴沢村の別荘地帯に約十分、富士吉田市上吉田に約十四分、山中湖村南部の集落には約十一分で到達することになる。
富士山火山防災協議会は「融雪型火山泥流は主に谷底など低いところを流れ、大規模災害となる可能性があるが、過去に富士山で発生したのと同じ形態の火砕流ならば、流下方向を予測することはできる。火砕流発生の有無を伝える情報に注意し、可能性がある場合は速やかな避難が必要」と呼び掛けている。
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この地図は、富士山火山防災協議会(富士北麓8市町村)が、国土地理院長の承認を得て、同院発行の20万分の1地形図を複製したものである。(承認番号平16関複、第288号)
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